Keeper.ll
進めば見えてくる、ネオンが踊る街。ここだけ別の世界のようだ。切り取られた世界。非日常。
客の呼び込みをするホストみたいな人、お偉いさんみたいなオジサンの腕を組んで胸を押し付けてる大胆なドレスを来た女の人に、不良が屯しているような喧騒。
濫りがましい写真が貼られている店はきっと風俗か何かだろう。
昼になれば騒々しさの欠片は残っているものの、ネオンは静かになる。
人は今ほどに居ないのに、カラスばっかり増える。
それが、繁華街。
だけど路地裏に進めばそれも一変する。喧嘩なんてしょっちゅうだし、性犯罪が行われるリスクも高い。だからここら辺に住む人は娘によく注意する。
私がこんなカッコをしてるのも不用意に絡まれたくないから。あと血が着いても目立たない。
……誰の血、か?
さぁ?しーらない。
2つ目の路地を曲がる。
そこから直進して突き当たりを右へ左へ。
そうすれば見えてくる。