Keeper.ll
「あ、!望くん!お疲れ様!」
「千歩さん、ありがとうございます。里香さんも、お疲れ様です。」
『うん、お疲れ様。』
千歩が帯刀を呼び止めて、なにやら話し始める。とても楽しそうに話している2人を微笑ましく見つめる。
だってお互いほわほわしてるんだよ?方や美少女の一方儚げ美少年だぞ?絵面が強い。
「里香さんは?」
『ごめん、聞いてなかった。何が?』
「制汗剤って、液体タイプですか?それともシートタイプです?」
『え、、、あまり使わないな…。強いて言うならシート?』
それにしてもなかなかすごい会話だな。そんな会話する機会なんて体育の後くらいでは?……走った後だもんな。体育終わりみたいなもんだよな、千歩はまだ走り終わってないけど。
『千歩、そろそろ』
「あっ!うん!ありがとう!」
順番を見れば次は千歩の番で。にっこりと笑った千歩に軽く手を振って見送る。
「並びましょうか。」
走り終わった人は並ばないといけなかったらしい。全然気が付かなかった……と言っても守ってる人自体が少ないのだけれど。
「そういえば里香さん」
『ん?』
敬語は使わないでいいよ、お互いタメ口で行こうと言ったのに一向に敬語で話してくるのはこれ如何に?
気にしないで私はタメ口で行かせていただきますけれど。敬語って使うの苦手なんだよね。