私の仮恋人は親友のお兄さん
「廉人さん?

何をしてるんですか?」

「誰が見ても
わかるようにしてるんだ」

「嫌です」

「麗華にわかるように
してやれば
花音はあいつと話さないだろ?」

何を
言っているの?

なんで
そんなことを
言うの?

「どうして?

廉人さんはたくさんの人と
話をしているのに

どうして私は
話したらいけないの?」

廉人さんは動きを止めると
私の首筋から
唇を離した

廉人さんの熱い視線があがった

「他の男と
楽しそうに話している姿を

俺が見ていられないからだ」

「え?」

「イライラするんだよ」

廉人さんが
私の手を握ってきた

私たちは唇を重ねた

軽いキスのあとは
舌を絡ませる

廉人さんの手が
私の胸にいった

指先が、私の弱い部分を刺激してきた


「ん…!」

ちょっと
どこを触っているんですか!

声に出して言いたいけど

キスの最中で
言えない

そして廉人さんの手は

ドレスのファスナーへと
移動した

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