神楽先生はそんなに甘くない。
「「待って、その先生って例の神谷先生似の人なんじゃない!?」かな!?」
香帆と二人で、盛大にハモった。
だって、あの先生すごい若かったし、かっこよかったし...。第一そうじゃないと、私の理想に見合った人とは言えないわけで。
「香帆!見に行こう!」
「えっ...ちょっ...!」
私はグイッと香帆の腕を引っ張って、半ば強引に連れ出す。
廊下に出てみれば、そこは異常な光景と化していた。