神楽先生はそんなに甘くない。

「多分、あの女子の声はあれだよ、なんか2年担当の先生にすっごい若いイケメンがいるらしくて、昨日うちのクラスでも盛り上がってたから、概ねその先生が廊下通ったとかそんなとこじゃない?」

「へ〜...そうなんだぁ。」

聞いてみるとなんだって大した話じゃないことってある。ていうか、昨日うちのクラスで盛り上がってたのね。昨日は運命の相手が現れないことに絶望するので手一杯だったから知らなかったよ。
最後の一口を呑み込んで、お弁当箱を片付けながら考える。


って、...あれ。先生...?

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