神楽先生はそんなに甘くない。
神楽先生に出会えただけでも、結構な運命だと思うのに、そこからさらに運命信じるとなると...。
「今日帰り神社寄ってこうかな...。」
最早神頼みしない。
隣の香帆が「最終手段じゃん」と笑った。と。
キーンコーンカーンコーン__...。
鳴り響くチャイム。もう昼休みが終わってしまったらしい。
でもって香帆と話すのに夢中になってる間に神楽先生はもうどこかへ行ってしまったらしく、廊下には私たち以外誰もいなくなっていた。