ナルシス
まだ大人と子供が同居する夕璃。

これから大人の苦労を知ることになる。

でも夕璃がどんな苦労をしても、近くで支えてあげる。

今まで夕璃が一人で我慢をしてくれたから。

これからは徹も光子も夕璃を支える為に生きようと思っていた。
 


「パパ。ありがとう。ユーリすごく嬉しいよ。夢じゃないよね。」

徹と光子を真っ直ぐ見つめて夕璃は聞く。
 
「夢じゃないよ、安心して。ユーリ。」

光子は優しく夕璃の髪を撫でる。
 


「ユーリ、お礼にパパにキスして。」

と徹は自分の頬を指して言う。夕璃は、
 

「いいよ。」

と言って立ち上がり、徹の膝に乗ると、
 


「パパ。ありがとう。」

と言って頬にキスをする。

そして徹の首に抱き付く。



そんな姿は子供の頃と同じで。

徹は溢れる愛おしさで夕璃を抱きしめた。
 
 
 
 
 
 
 
                〜 end
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




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