保健室で寝ていたら、爽やかモテ男子に甘く迫られちゃいました。
「男除け」
「……えっ?」
ボソッと夏目くんが何か言ったけど、聞き取れなくて聞き返す。
「いや、夕方になったらすぐ冷えるんだからそのまま着てて」
「だったら夏目くんも……」
そう言った瞬間、夏目くんがこっちをジッと見つめてきて。
彼の手が、そのまま私の頬に触れた。
相変わらずその熱い体温がすぐに私の肌に伝わる。
ドキッと大きく脈打って。
「……知ってるでしょ。俺の体温高いこと。だから大丈夫。むしろこの方が快適」
「あ、う、ん……」
そこまで言われちゃ、もう何も言えなくて。
知ってるでしょって……何それ。
浮かれるな、浮かれちゃう、そんな気持ちがゆらゆらと揺れ動く。
夏目くんが特別なのは、私だけならいいのに……なんて。