イケナイ王子様
あぁ、絶対にこう言われる……!


私、好きな人に嫌われたくないよー!


うぅ……だったら、嘘をつくべき……?


嘘をつくのは罪悪感を抱くけれど、失望されないためだ。


翔さんに嫌われないためには、なんとしてでも嘘をつかなくては!


そのほうが、嫌われる可能性は低い。


よし、嘘をつこう!


そう決意し、グラスの中のジュースをグイッと飲み干す。


その直後。


クラッ。


「……っ」


あ、あれ……?


なんか頭が痛くなってきた……。


それに、視界がぼやけてく……。


「うぅ……ひっく……っ」


突然、しゃっくりが出ちゃった。


なんでしゃっくりなんか……。


と思ったとき、睡魔に襲われた。
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