イケナイ王子様
「な、なんで、この指輪を、私の誕生日プレゼントに……」


「プレゼント、ほしくなかったのか?」


「そ、そういうわけじゃないですけど……」


聞きたいのは、なんでこの指輪を、誕生日プレゼントとして、あげるのかってことで。


「べ、べつに他のものでもいいのに、なんで指輪をプレゼントしようと……」


「プレゼントはもうひとつある」


「へ?」


もうひとつある?


指輪だけじゃないの?


心の中でそうつぶやいてると、翔さんが突然私の正面に立った。
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