イケナイ王子様
☆☆☆
それから3年後。
私は、家までの道を、早足で歩いてる。
急がなきゃ。
大好きな人に、大事な報告を……。
はぁはぁ、と息を切らしながら、家のドアを勢いよく開ける。
そして、靴を脱ぎ、大好きな人が待ってるリビングに入る。
ガチャッ!
「翔さん……!」
「おー、おかえり。
どこ行ってたんだ?」
そういえば、どこに行ってたかを、翔さんに言ってなかった。
「病院ですよ。
ちょっと、体に異変を感じたので……」