密室でふたり、イケナイコト。
え、覚悟っ!?
「な、なりみ…」
!!!?
振り返ると、驚く暇もなくいきなり身体ごと成宮の方に向かされて、グイっと両方のほっぺたを掴まれた。
「にゃにすんのさ」
交わる視線に恥ずかしくて声を出せば、掴まれているせいでちゃんと話せない。
ますます恥ずかしさが倍増するだけ。
触れられたその手から、ジンジンと熱が伝わってくるようで。
「瑞稀」
「……え?」
「名前、呼んで?」
普段からは考えられないほど、優しい声。
「っ…」
両手が離れたと思ったら、すぐにスルっと頬をなでられて、
どんなスイーツよりも甘い眼差しと微笑みが目の前にあるだけ。
も、もう始まってるのっ!?
ドキドキと鼓動の音が頭の中に響くくらい、速く動いているのが分かる。