密室でふたり、イケナイコト。
「な、なんで知って……」
バレた。
それに気づいた瞬間。
頭から水をかけられたように、動けなくなった。
「月城ゆきっていう名前で」
「っ!!!」
りみっちの声も、どこか震えていた。
「NAMI様の正体も知ってるんでしょ?」
「それは……」
「あたしたちのこと、心の中ではずっと笑ってたんでしょ?」
「そんなこと……っ!!」
「そうに決まってるでしょ!!!?」
廊下に響き渡るくらいのその声に、思わず肩がビクッとなってしまった。
「あたしと和葉が、NAMI様、NAMI様って言ってるの、おかしくてしょうがなかったんでしょ!!?自分は正体を知ってるからって、優越感に浸って、尊人さんのこと好きって言ってたんじゃないのっ!!!?」
「っ……」