密室でふたり、イケナイコト。

「み、瑞稀とわたしの名前って、似てるよね!!」


熟れた果実みたいになってるであろう、顔を冷ましたくて。

早口でそんなことを言いながら歩き出せば、後ろから成宮が追いかけてくる。

「ってことは、俺と一緒になっても、全然違和感ないってことだな」

「は、はぁっ!!!?」


一緒って……!!!

えっ、ええ!!?


なに言って……

ま、まさか……そういうっ!!?


胸の高鳴りを必死に抑えて、じっと見つめれば、瑞稀はさぁ?なんて、とぼけた顔をする。

「も、もう!!瑞っ……」


「愛してる」


「えっ……!?」

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