密室でふたり、イケナイコト。


「何度注意しても収まらないから、風紀委員としてどうにかして欲しいんだ」


じゃ、頼んだぞ!!


わたしがジト目でみた瞬間、逃げるように去っていった先生。


無責任すぎる…



「ど、どうする…?」



おそるおそる成宮を見る。


その顔はもちろん、眉間にしわが寄って不機嫌そう。


こういうの、1番関わりたくなさそうだもんね、成宮は。



「どうするっつったって…
はぁ…」


「ほっといてもいいけど、またどうにかしろって言われたらめんどいし」



「…ですよねー」



あーあ、予定が丸つぶれだ…



わたしたちは仕方なく西棟へ向かったのだった。



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