密室でふたり、イケナイコト。
──────ガラガラ。
「うわぁ、確かに先生が言ってた通り…」
「これはひどいな」
いざ来てみると、その現状に驚いた。
掃除の後だから、ゴミとかは落ちてないものの、雑誌やマンガ、大きなクッションまである。
どうやって持ち込んだの、こんなもの…
成宮も香水のような甘い香りに顔をしかめている。
「あれ、今日は来てないんじゃ…?」
先生の話じゃ、毎日来てるって…
首を傾げたその途端、遠くの方から女子特有の騒ぐ声が聞こえて、ビクッとする。