密室でふたり、イケナイコト。


──────ガラガラ。



「うわぁ、確かに先生が言ってた通り…」


「これはひどいな」



いざ来てみると、その現状に驚いた。



掃除の後だから、ゴミとかは落ちてないものの、雑誌やマンガ、大きなクッションまである。


どうやって持ち込んだの、こんなもの…


成宮も香水のような甘い香りに顔をしかめている。



「あれ、今日は来てないんじゃ…?」




先生の話じゃ、毎日来てるって…




首を傾げたその途端、遠くの方から女子特有の騒ぐ声が聞こえて、ビクッとする。




< 41 / 380 >

この作品をシェア

pagetop