『先生の色』〜桜の下で始まった恋は、色を変える〜

シャワーを浴びると
先生がコーヒーを入れてくれた


コーヒーのいい匂いが部屋に漂ってた



「友達がペアのマグカップ作ってくれたんだ
だから、今日はビールじゃなくて
コーヒー入れてみた」



「わぁ…素敵だね
いい色…」



「オレに何年ぶりかに彼女できたから
お祝いだって…」



そっか…

先生もずっと彼女作らないで
私を待っててくれたんだ



「先に飲んでて…
オレもシャワーしてくる」



「うん…」



コーヒーを飲んで
髪を乾かしながら先生を待った




やっぱり
少し緊張する…





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