ノクターンⅡ
23

夜の便だけれど、出国手続きがあるから 4時過ぎには 家を出て 成田に向かう。

昼食を終えた私達は、一度 それぞれの家に戻り 最後の準備をする。
 


「2台並んで走るのは、危ないから 空港で落ち合おうよ。」

智くんの提案で、それぞれに出発することにして。
 


お兄様の車に お父様とお母様が乗って。

智くんの車に、軽井沢の家族が乗る。


智くんは、安全運転で 渋滞することもなく。

2時間かからずに 成田空港に到着する。

ターミナルの駐車場に車を停めて 荷物を降ろしていると お兄様達の車が入って来た。
 


「タイミング、ぴったりだね。」

下りてきたお兄様が笑顔で言い、みんなでターミナルへ向かう。
 


年末の成田空港は それなりの混雑で やっぱり テンションが上がってしまう。


子供達は、妹から離れない。
 
「はい。みんな並んで。」

と妹に仕切られて 楽しそうに付いて行く。
 

「美奈ちゃんに来てもらって、よかった。俺達は 楽で安心だし、みんな すごく楽しそう。」お兄様が、笑う。
 
「子供扱いが 本当に上手だから。見て、ちゃんと樹を立ててくれるの。」

お姉様が 子供達の方を見ながら 言う。

妹は、樹君を4人のリーダーにしているようだった。
 

「仕事柄、子供には慣れているから。美奈子も、タッ君達や絵里加達が お利口だからって言っていました。」

智くんと私も、笑いながら見つめる。
 



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