twilight sinfonia
「……あ、そう言えば」
「ん?」
「会議室で独り言言ってる動画、快斗から送られてきた」
「……消そ?」
瀬那は私にスマホを見せて、証拠の動画を見せてくれる。……ずっと喋ってる私の後ろ姿がそこには。
『これ……ああ、これ深優のやつだ、しまうとこ間違えてる……快斗の、は……これが、あんま合ってないんだよね。琉星は新しいの買わなくても……あ、でも……あ、そっか、買い置き……瀬那のライナー……は、あるな……あ、深優のカラコンが全然ねぇ』
「キモいね、私」
「めっちゃ喋ってんな」
ニヤニヤと嬉しそうな声。
本当に恥ずかしい。
「声出し確認って大事だよ……」
「そうだな」
小さな声で言い訳をする私にふっと笑って、スマホをしまう瀬那。
「なんか……最近メガネの日増えたな」
「うん。眼の負担が今後の人生に関わる気がしてコンタクトあんまり好きじゃない」
「……偉く現実主義だな」
「大事だよ、現実見るのは」
私は受け取ったお茶を飲んだ後、メガネを直す。
「ん?」
「会議室で独り言言ってる動画、快斗から送られてきた」
「……消そ?」
瀬那は私にスマホを見せて、証拠の動画を見せてくれる。……ずっと喋ってる私の後ろ姿がそこには。
『これ……ああ、これ深優のやつだ、しまうとこ間違えてる……快斗の、は……これが、あんま合ってないんだよね。琉星は新しいの買わなくても……あ、でも……あ、そっか、買い置き……瀬那のライナー……は、あるな……あ、深優のカラコンが全然ねぇ』
「キモいね、私」
「めっちゃ喋ってんな」
ニヤニヤと嬉しそうな声。
本当に恥ずかしい。
「声出し確認って大事だよ……」
「そうだな」
小さな声で言い訳をする私にふっと笑って、スマホをしまう瀬那。
「なんか……最近メガネの日増えたな」
「うん。眼の負担が今後の人生に関わる気がしてコンタクトあんまり好きじゃない」
「……偉く現実主義だな」
「大事だよ、現実見るのは」
私は受け取ったお茶を飲んだ後、メガネを直す。