twilight sinfonia
「私が瀬那から金巻き上げたみたいな言い方しないでよ。瀬那が出すって言ったんだよ?」
「……俺まじで記憶消してんのかな?」


瀬那が苦笑いしていると私たちの順番がやってきた。


率直に言うと、楽しかった。私は。
瀬那はそのあと15分くらいダウンしちゃって、テーブルの上に項垂れる瀬那をタピオカ飲みながら眺めていた。
ついでに瀬那の死んでる写真をタピオカ越しに撮っておいた。


瀬那の復帰後、次の目的地に向かいながらバカみたいにどうでもいい話をする私たちを見るに見かねて、スタッフさんが質問をしてくる。



一番モテるのは誰ですか、的な。


もうtwilightの昔話には掠ることしかできないような話。
多分そう言うのはリーダーのいる3人チームでお話ししてるんだと思う。


「モテる人……今は琉星じゃない?」
「だな。あの爽やかには誰も勝てない」
「キャラ変したよね。中学の時とか、めちゃくちゃ性格悪かった」
< 315 / 393 >

この作品をシェア

pagetop