twilight sinfonia
そんなこんなで桜井さんを連れた琉星が到着。
仲良さげに話しながらきたようで、2人とも楽しそうに笑ってる。


「はい、ようこそ。桜井さん」
「あっ、あっ、お邪魔します!
桜井花乃と言います。えっとえっと……秋から!よろしくお願いします」


相変わらずのワタワタ感。
全員オフモード、ただの高校生に向かってこんなにもおどつく大学生なんかいない。


「敬語使わないでくれていいんですよ?」


にっこり笑う、瑠南。若干の猫被り。


「え、いやっ、そんな……お世話になるのに……」
「えっ、桜井さんがお世話してくれるんですよね?」
「あっ、はい!そうですそうでした!ごめんなさいそうします!」


……感じた。
だめだこりゃ。


「わかりました、じゃあ俺らも桜井さんのこと適当に呼ぶんで、気にせず俺らのことも適当に呼んじゃってください」
「えっ、えっ」
「深優、さくらちゃんがいいと思う!」
「じゃあ俺もそれで」
「じゃあそういうことなんで、好きなように呼んでください、さくらちゃん」
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