悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
(やましいことをしているわけじゃないのに……)

 こんな気持ちになるのは、レオンティーナが本気で皇位を目指すならば、いずれヴィルヘルムと対立する立場になるからだろうか。

「ダメ? あなたが、私達に力を貸してくれたから、私もあなたの力になりたいの」

 キラキラとした目で見られたら、レオンティーナには、断ることなんてできるはずもなかった。

「いえ……お気持ちは嬉しいです。ソニアも連れていくことにしましょう」

 少し迷ったけれど、レオンティーナはルイーザの願いを受け入れることにした。

(ルイーザ殿下とソニアの距離が近くなれば、得るものもあるでしょうし)

 レオンティーナ抜きでも、ソニアとルイーザが話をする機会が増えれば、何かあった時に行動しやすいかもしれない。
 その何かが、なんなのか今のところはわからないが、ルイーザからソニアと親交を深めておきたいというのだ。断る必要はない。
 急に参加することになったソニアの他、護衛を連れてまずは目的の場所に向かう。
 そこは、レオンティーナの暮らしている屋敷から、馬車で十五分ほどのところにあった。

「湖に行くんじゃなかったの?」

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