悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
バルダート大公家の侍女ともなると、本来ならば下級貴族の家から行儀見習いを兼ねて迎えるのが筋だ。今、バルダート家にいる使用人は、皆そうだし、その方が身元の保証もされている。
けれど、それではレオンティーナは困るのだ。
「だって、気が合いそうだと思ったのよ。それに、恵まれない施設の子を救ってあげたいの。仕事がないって、施設長も言っていたし」
おねだりしたらすぐに許しをもらえると思っていたのに、そういうわけでもないらしい。
(……しかたないわね)
レオンティーナは、父の手を取った。家庭教師をつけてほしいと頼んだ時のように、目をうるうるとさせて、父を説得にかかる。
「恵まれない子を少しでも助けたいんです……それに、あの施設の子達がかわいそうで……」
「エレイン、君はどう思う?」
父が母に向き直ったので、レオンティーナは『よし!』と心の中で叫んだ。母の意見を聞くのはいい兆候だ。
「レオンティーナの言うように、生涯仕えてくれる侍女を得るというのもいいかもしれませんわね。皇族に嫁ぐのなら、味方は必要ですもの。読み書きはできるそうですから問題ないでしょう」
けれど、それではレオンティーナは困るのだ。
「だって、気が合いそうだと思ったのよ。それに、恵まれない施設の子を救ってあげたいの。仕事がないって、施設長も言っていたし」
おねだりしたらすぐに許しをもらえると思っていたのに、そういうわけでもないらしい。
(……しかたないわね)
レオンティーナは、父の手を取った。家庭教師をつけてほしいと頼んだ時のように、目をうるうるとさせて、父を説得にかかる。
「恵まれない子を少しでも助けたいんです……それに、あの施設の子達がかわいそうで……」
「エレイン、君はどう思う?」
父が母に向き直ったので、レオンティーナは『よし!』と心の中で叫んだ。母の意見を聞くのはいい兆候だ。
「レオンティーナの言うように、生涯仕えてくれる侍女を得るというのもいいかもしれませんわね。皇族に嫁ぐのなら、味方は必要ですもの。読み書きはできるそうですから問題ないでしょう」