口語自由詩

紅の月夜



空から死神がやって来て



暗黒に染まる今日の空



死神は

お前らのもとに


血の雨を降らせる


どんなに権威を振りかざそうが


そんなものは 国境をまたげば


ただのゴミです


どんなに神に祈ろうが


そんなものは外見だけを似せただけ


そこに心はありません


ほら

そんなことをしているうちに





死神が

怯えた魂を狩り尽くす

響くのは死神の乾いた笑いだけ



“震えろ!”

“叫べ!!”

“逃げ惑え!!!”


ha ha ha…


闇の中から不安そうに


のぞく月は



誰かの血で 紅に染まっていく



黒いはずの闇は


紅の闇へと
< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

アウトサイダー
祀里/著

総文字数/4,906

恋愛(純愛)13ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
結局、ボクはアウトサイダー─余計者─だ
個人的に印象に残った言葉 7
祀里/著

総文字数/1,276

実用・エッセイ(その他)29ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
YouTubeのコメントなどにも、良い言葉が溢れてました 宝の山でした

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop