【女の事件】豚小屋
豚小屋

プロローグ

(悲劇の幕開け)

「オラオドレひき逃げ魔!!執行猶予でシャクホウされたからヘラヘラヘラヘラしているようだな!!ぶっ殺してやる!!」
「た、たすけてくれぇ…たすけてくれぇ…」

時は、2017年6月11日の雨が降る夜のことであった。

場所は、静岡県三島市中田町にある酒場街の露地裏にて…

三島市内のクリーニング工場で働いている多川ひろつぐ(29歳)は、工場の寮から勝手に出て、酒場街へ行ってた。

はしご酒をしていたカレは、メイテイ状態になっていた。

その時であった。

突然、黒のジャンパーを着た男に刃渡りの鋭いサバイバルナイフでおどされたので、生命の危機にひんしていた。

ひろつぐは、必死になってナイフを持っている男に命乞いをしていた。

「いやだ…死にたくない…死にたくないいやだ…生きてつぐないたい…生きてつぐないたい!!」
「いいや!!法がオドレを罰さないのならオレがオドレを罰する!!死ねや!!」

男は、サバイバルを持ってひろつぐに向かって突進して行った。

それから数分間の格闘の末、ひろつぐは男を撃退したのと同時に、奪ったサバイバルナイフで男をめちゃめちゃに刺して殺した。

しかし、ひろつぐは執行猶予の期間中であると言うことを忘れていた。

はっ、とワレに帰った時にはもう遅かった。

ああああああああ…

オレ…

執行猶予期間中だと言うことを忘れていた~

どうしよう…

どうしよう…

めちゃめちゃになったひろつぐは、三島市内を逃げ回ったあげくに行方不明になった。

禁固刑はいやだ…

禁固刑はいやだ…

禁固刑はいやだ…

早く逃げないと…

早く逃げないと…

ひろつぐは、10日前後に渡って静岡県内の各地を逃げ回り続けた。
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