~fault~私だけが・・・

幼馴染との向き合い方

そのまま集合場所へは行かず近くの公園でボーっとしていた。
出るのはため息ばかり。


「匠?」央だった。
「何してるの?ため息なんて・・らしくないね。」
「なんでもないさっ。央は?」
「ああ今、図書館の帰り」
「そっか。準備進んでんのか?」
「まぁーね。」
「なぁ央?飯でも食いに行かね~?」
「うん。イイよ。じゃあボク、これ置いてくるから待ってて」

そう言ってから戻って来た央の横には

「なんで新がいんだよっ!」
「ボクもいるよ(笑)」

「樹・・・」
「バッタリ会って、匠とご飯行くんだって言ったら、ふたりとも着いて来た」

わざとらしい笑顔だな。
うそつき央!

「ごちゃごちゃ言ってないで、行くぞ」
「新!オマエが言うな」

や~~~な予感がしていた。
央なら静かにオレの話しに耳を傾けてくれてくれるから、今のオレには最高だったのに。
口うるさい新と、何か感づいてる樹とは、渉の事でウダウダしている今のオレには、超ウザイ2人だ。


「渉も誘えば良かったね」
ほ~~~~~らきた。きた。きた~!!!!樹の先制パンチ。

「また渉かっ。でも、そうだよな。せっかくだから、呼ぶかっ」
新のジャブ!!新の携帯を取り上げた。

「渉は今日、デートだよ」
「・・・・・・・」

しまった!樹がいたんだ!


「デートなんだ。優斗さんと・・」
「あ~!!ウザイよ!いつまでもウヂウヂしてんな。樹!!男だろっ!まったくウヂウヂしやがってなぁ~。匠もなんとか言ってやれよ。」

新が樹をたしなめながらオレに同意を求めてくるけど
「ああ」オレはそう言ったきり、下を向いた。

そんなオレを3人が心配そうに、見ている。



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