如月くんは私をひとりじめしたい

なんとか宥めてもう一度キスすることはなかったけど、如月くんの家に戻ってからは凄かった。


「さ、家に帰ってきたし、もういいよね?」

「はい?」

「ひとつ屋根の下で襲わないだけ感謝して欲しいんだから、キスぐらいはさせて」

「え、ちょ、ちょっと……!」


逃げようとしたけど、時すでに遅しで、逃げ場を無くした。

如月くんに阻まれて、家の中にすら入れない。


「リビングでゆっくりしない?」

「リビングでゆっくりキスするのもいいけど、玄関でもしときたいよね?」

「え、え、?」


如月くんは有無も言わせないように口を塞いできた。

何度しても如月くんのキスは濃厚で溶けそうだった。


「ふっ、、ん……っ、むっ…」

「声、漏れてるよ?そんなにいいの?」

「……っ、うんっ」

「っ、もう。煽るの上手いよね」


如月くんは優しく優しくキスを続けた。

優しさと柔らかさで溶かすように。
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