港町 グラフィティー
気がつくと 朝方の外灯に代わって
日の光が窓から差し込んで 子犬のように丸まって
寝息を立てている聡を包みこんでいる。
夢でも幻でもなく…
やっぱりあの薄汚い部屋は
日の光の中では見るに耐えられない状態で、
数時間でもここに横たわってしまった事を後悔させるには十分だった。
時計は9時を少しまわったところ…
今日は早番で10時にはお店に入らないといけない日だ!
服は濡れたまま横になって皺だらけ…
髪も顔も酷い…家に帰って風呂に入り
髪を整え化粧をしていったい私は何時にお店に行く事ができるんだろう。
昨晩急いで持ってきたタバコをもう吸いつくして
頭をクリアーにするものがない…
ゆっくりと聡を起こさないように立ち上がり 玄関の方を見てみる。
玄関脇に流し台がある 近ずいて蛇口を捻る…
それだけが唯一無色透明で美しいモノのように 水が勢いよく流れ出す。
玄関とは反対 奥には風呂場があった。
タイルが欠けて風呂釜の縁に白い輪のような汚れがこびりついている。
その下に所どころ茶色い染みのようなモノが付いた
汚れたバスタオルが落ちていたんで 足でつついてみた。
中から水色の女物のパンティがポロリと出てきた。
変色したバスタオルから今生まれたばかりのような
ちゃいちゃくて可愛いパンティだった。
違和感…なんだろう…見なきゃよかったって一瞬思った後悔はなんだろう?
日の光が窓から差し込んで 子犬のように丸まって
寝息を立てている聡を包みこんでいる。
夢でも幻でもなく…
やっぱりあの薄汚い部屋は
日の光の中では見るに耐えられない状態で、
数時間でもここに横たわってしまった事を後悔させるには十分だった。
時計は9時を少しまわったところ…
今日は早番で10時にはお店に入らないといけない日だ!
服は濡れたまま横になって皺だらけ…
髪も顔も酷い…家に帰って風呂に入り
髪を整え化粧をしていったい私は何時にお店に行く事ができるんだろう。
昨晩急いで持ってきたタバコをもう吸いつくして
頭をクリアーにするものがない…
ゆっくりと聡を起こさないように立ち上がり 玄関の方を見てみる。
玄関脇に流し台がある 近ずいて蛇口を捻る…
それだけが唯一無色透明で美しいモノのように 水が勢いよく流れ出す。
玄関とは反対 奥には風呂場があった。
タイルが欠けて風呂釜の縁に白い輪のような汚れがこびりついている。
その下に所どころ茶色い染みのようなモノが付いた
汚れたバスタオルが落ちていたんで 足でつついてみた。
中から水色の女物のパンティがポロリと出てきた。
変色したバスタオルから今生まれたばかりのような
ちゃいちゃくて可愛いパンティだった。
違和感…なんだろう…見なきゃよかったって一瞬思った後悔はなんだろう?