恋泥棒の犯行予告

さっきの紙の文字列に黒の油性マジックで次々と横棒を引いていく不破島くんと、神妙な顔つきでそれを覗き込む日世。

1つ、また1つと彼らの手によって勝手に課題が葬られていく。

これで成績優秀ときたもんだから、先生たちも困るだろうな……。


「はぁぁぁぁぁ……」


メッセージの送り主は気楽でいいなぁ。

羨ましい限りだ。

先のことを考えると気が重くなった。

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