恋泥棒の犯行予告
「俺が今勉強してるのは、今後やりたいことが出てきたときに困らないように、とかそんなんじゃなくて……、こう、なんていうか、」
「ゲーム感覚でしょ? もぐら叩きみたいな」
「そんな感じです。だから皆と勉強に対する姿勢とか合わないし、神経逆撫でしちゃうこととかもごく稀にあって……」
「いいよ、そんなの。それより、二神くんはこの調子で頑張って勉強して不破島くんの競争相手になってあげて」
突然出てきた有の名前に驚く。