こぼれるほどの愛を、君だけに。【完結】
「立石さん、弟とか妹とか居るんですか?」


『居ません』


「じゃ、これ、なんですか?」


『えっ・・と、友だちの弟に貰ったんだけど、
 何でくれたのかが分からなくて。』


「仲良しですか?」


『まあ、たぶん・・』


「あー、じゃあ、
 見に来てほしいんじゃないですか?
 応援、とか。」


『そーゆーこと?』


「何て言われました?」


『来てください、かなぁ』


「ほらぁ。じゃあやっぱりそうですよ。
 応援に来てほしいってことですよ」


『他人の私が?』


「他人だから、じゃないですかぁ!」


『なんで?』


「モチベが上がる、とか?」


『ふぅ~ん』


「じゃ、その弟君と、タピオカ飲んでくださいね」



津田ちゃん、私に用事があったわけじゃないの?
タピオカ宣伝部長なの?
 
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