こぼれるほどの愛を、君だけに。【完結】
「おはよう」


『おはようございます』


「さっそく、行こっか」


『はい!』



「小山さんから、いつも立石さんの話は聞かされてるよ」


『穂香ですね? へんなこと言ってませんでした?
 もう聞かなくていいですからね』


「あはは。
 大丈夫、へんなことは聞いてないから。
 ひとりでランチに言った時、
 クレジットカードと間違えて
 社員証をよく出しちゃうとか?」



『げっ。何で!
 やっぱり聞いてるじゃないですかっ。
 穂香とは話をしないでくださいっ』



「俺さ、最初立石さんって、もっと
 とっつきにくい人なんだと思ってた」



『それ、よく言われます。
 同じ部の津田ちゃんとか』



「ああ、若い子?」



『そうです』
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