如月の空の下、光る君を見つけた。
その日の昼休みのことだった。



「ことり、話がある」


「何?」


「あんたのいつもの場所で話がしたい」


「分かった...」


私には見えていた。


これからどんなことが起こるかを。


みっちゃんのなんでも見通せそうな目が物語っていた。
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