上司は優しい幼なじみ
「そ、そりゃ驚くよ…お、驚きますよ」
危ない。呼び方はもちろんだけれど、話し方も気を付けないと。
入社したての平社員が、係長にタメ口はあまりにも無礼だ。
無礼というものでもない、モラルの問題だ。
「俺が越したのが中2くらいだったから、15年ぶりかな?元気そうでよかったよ」
「かなりお久しぶりですね」
改めて彼をじっくりと見てみる。
昔から爽やかな顔立ちをしていたけど、そこに男らしさというか、色気が加わり、改めて私たちが離れていた年月を感じさせる。
「…今晩さ、空いてる?」
「え?」
淹れたてのコーヒーを差し出す。
それを受け取り、再び彼に目をやった。
「よかったら晩飯でも食べない?一緒にさ」
「っうん!…あ、はいっ!」
たっくんとのご飯、なぜだか緊張する…いや、いいんだよね。終業後は幼馴染に戻って。
危ない。呼び方はもちろんだけれど、話し方も気を付けないと。
入社したての平社員が、係長にタメ口はあまりにも無礼だ。
無礼というものでもない、モラルの問題だ。
「俺が越したのが中2くらいだったから、15年ぶりかな?元気そうでよかったよ」
「かなりお久しぶりですね」
改めて彼をじっくりと見てみる。
昔から爽やかな顔立ちをしていたけど、そこに男らしさというか、色気が加わり、改めて私たちが離れていた年月を感じさせる。
「…今晩さ、空いてる?」
「え?」
淹れたてのコーヒーを差し出す。
それを受け取り、再び彼に目をやった。
「よかったら晩飯でも食べない?一緒にさ」
「っうん!…あ、はいっ!」
たっくんとのご飯、なぜだか緊張する…いや、いいんだよね。終業後は幼馴染に戻って。