上司は優しい幼なじみ
「あの…私、最近たっくんとどう接したらいいかわからなくて。というか、今までどう接していたっけって考えるようになったというか」
「なーるほど。やけに避けられてるなーとは思っていたけど。俺何かしちゃったかなって気になって。でも会社では普通に過ごしていそうだし、連絡するほどのことでもないかなって。今回の企画の話も、本当は日高部長から二人に伝える予定だったんだけど、そこは俺からってお願いしたんだ。久々に陽菜と話して、元気そうだったからよかった。って、これは公私混同って言うのかな?」
ははっと笑うたっくんの横顔がきれいで、思わず見とれてしまう。
やっぱり…彼が好きだ。
本人は、幼馴染として、上司として私を気にかけてくれているだけだろうけど、私は彼への思いが募る一方だ。
「なーるほど。やけに避けられてるなーとは思っていたけど。俺何かしちゃったかなって気になって。でも会社では普通に過ごしていそうだし、連絡するほどのことでもないかなって。今回の企画の話も、本当は日高部長から二人に伝える予定だったんだけど、そこは俺からってお願いしたんだ。久々に陽菜と話して、元気そうだったからよかった。って、これは公私混同って言うのかな?」
ははっと笑うたっくんの横顔がきれいで、思わず見とれてしまう。
やっぱり…彼が好きだ。
本人は、幼馴染として、上司として私を気にかけてくれているだけだろうけど、私は彼への思いが募る一方だ。