年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
「そうはいきません! セラヴィンさんは私よりも早く起きて政務を始めているじゃありませんか。夜だって、毎日こんな時間まで。だけどなにより、私が……えぇっと、その……」
 勢い勇んで告げるも、続く言葉は羞恥から言い淀む。
「……わ、私が夜のお勤めをしたいのでっ!」
 私が意を決して告げれば、セラヴィンさんが何故か目に見えてガックリと肩を落とした。いつも凛々しく弧を描いている眉も、今は眉尻が下がり、セラヴィンさんの消沈ぶりが窺える。
「セラヴィンさん?」
「……いいや、なんでもない。では、さっそく今晩もお勤めを頼もうか」
「はいっ!」
 私は元気よく答えると、意気揚々とセラヴィンさんの上衣に手を伸ばす。まずは首元から順繰りに留め具を外し、肩から上衣を滑らせて、両腕から袖を引き抜く。そうして上衣を脱がせ、セラヴィンさんをインナーシャツ一枚の姿にすると、セラヴィンさんの手を引いて寝台に向かう。
 よしっ! 気合を入れ、寝台にのぼる。
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