年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
「あぁ、リリアは正式にスチュワード辺境伯の籍には入っておらず、国籍はいまだ出生国であるニルベルグ王国にある。ニルベルグ王国との国交が絶たれている今、国を跨いでの婚姻は出来ん」
……あ! セラヴィンさんに聞かされて、気付く。
私自身、お母様の再婚と同時に、対外的には「リリア・スチュワード」の名を名乗るようになっていたから、すっかり忘れていた。けれど私は、お義父様と養子縁組はしておらず、正式にはお義父様の籍に入っていない。
ならば国籍は、いまだニルベルグ王国のまま……!
目を丸くして見上げる私に、セラヴィンさんは鷹揚に頷いた。
「当然、スチュワード辺境伯夫妻、マクレガン侯爵共にこれを知らなかったはずはない。侯爵の若い女好きは有名な話だ。監査が入る事は稀で、調べがつく事はないに等しいゆえ、双方ともに油断をしていたのだろう」
そうか、この婚姻は法的には認められないものなんだ。
……あ! セラヴィンさんに聞かされて、気付く。
私自身、お母様の再婚と同時に、対外的には「リリア・スチュワード」の名を名乗るようになっていたから、すっかり忘れていた。けれど私は、お義父様と養子縁組はしておらず、正式にはお義父様の籍に入っていない。
ならば国籍は、いまだニルベルグ王国のまま……!
目を丸くして見上げる私に、セラヴィンさんは鷹揚に頷いた。
「当然、スチュワード辺境伯夫妻、マクレガン侯爵共にこれを知らなかったはずはない。侯爵の若い女好きは有名な話だ。監査が入る事は稀で、調べがつく事はないに等しいゆえ、双方ともに油断をしていたのだろう」
そうか、この婚姻は法的には認められないものなんだ。