同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
家を出て地元の駅から電車に乗った。
お父さんとお母さんは昨日のうちにアメリカへ飛び立ってしまい、今日からはほんとにひとりだ。
心細くてたまらないけど、がんばるしかない。
2時間もしないうちに目的の大きな駅に到着した。
「ここ、だよね?」
桜の花びらが舞う中ボストンバッグを抱えて、目の前にそびえ立つ高々とした鉄製の門を見上げる。
いったい、どんな人が住んでるんだろう。
いい人でありますように……っ!
そっと門の中を覗いていると、黒いスーツに身を包んだ筋肉質の門番さんに不審者でも見るかのような目を向けられた。
うっ……。
ゴクリと喉を鳴らして気合いを入れる。
がんばれ……自分。
不安だらけの中、早くも折れそうになる心を必死に奮い立たせる。
インターホンを押そうか、門番さんに声をかけようか迷っていると。