同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!

「ち、かげ、くん、助けて……」


床を這ってドアに近寄る。


だけど、体が大きく震えてうまく動けない。


わたしは、ここにいるよ……。



お願い──。


気づいて。


「綾乃!?」


「千景、くん……っ!」


「そこにいんの?」


「う、うん……」


気づいて、くれた……?


「うぅ……千景、くん」


「綾乃……よかった」


ガチャガチャとドアを開けようとする音がする。


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