Your Princess
応接間に入った。
「あの、着替えてください。風邪ひいちゃうんで」
男の人に服を渡す。
「……」
じっと、男の人は私を見る。
「あの…、あ。寒いですよね? 何か温かい飲み物でも持ってきますよ」
愛想笑いを浮かべて。
応接間を出ようとすると。
「ここにいて」
「え?」
男の人が一言喋った。
すると、男の人はいきなり上着を脱ぎ始める。
「おわふ…」
思わず背中を向ける。
目の前でいきなり着替えないでほしいわ。
ドキドキして背中をむけていると、「もういいよ」と言う声が聞こえたので振り返った。
「え・・・」
目の前には、サングラスを外した男の人がいた。
蘭と同じ碧い色の瞳だった。
「あの、着替えてください。風邪ひいちゃうんで」
男の人に服を渡す。
「……」
じっと、男の人は私を見る。
「あの…、あ。寒いですよね? 何か温かい飲み物でも持ってきますよ」
愛想笑いを浮かべて。
応接間を出ようとすると。
「ここにいて」
「え?」
男の人が一言喋った。
すると、男の人はいきなり上着を脱ぎ始める。
「おわふ…」
思わず背中を向ける。
目の前でいきなり着替えないでほしいわ。
ドキドキして背中をむけていると、「もういいよ」と言う声が聞こえたので振り返った。
「え・・・」
目の前には、サングラスを外した男の人がいた。
蘭と同じ碧い色の瞳だった。