死神さん、お願いです!

帰り道




奈菜「海鮮、海鮮〜!」









大翔「お前、ほんまに海鮮しか考えてないよな?」








奈菜「私は海鮮が大好きなんです〜!海無し県に住んでるから海鮮が恋しいのだ!……なんちゃって。」









大翔「俺は芋でいい。」









奈菜「まあ、芋も食べるし、バターもチーズも牛乳も……!」









大翔「食べることしか考えてねぇーな。」









奈菜「食べることと、大翔とのデート❤」
私は大翔を見上げた









大翔「こっちみるなや。」
大翔は私の手を握り、そっぽを向いた









奈菜「明日寝坊せんよーにね!」



大翔「どの口が言ってんだよ。」









奈菜「この口〜!」









大翔「心配なのはお前や。」









別れ道の角に来た









奈菜「大翔のほうこそや!バイバイ。」









大翔「ケータイ、マナーモードにして寝るなよ。」








奈菜「わかぁてる、わかぁてる!」



そして、私たちは分かれた









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