私のご主人様~ifストーリー~
「季龍、次期組長の座を引き継ぐことを条件に、俺の娘との婚姻を結んでもらう。いいな」
「はい」
「琴音、お前は俺の娘として、季龍と共にこの組を背負ってもらう。いいな」
「…はい」
お父さんは私と季龍さんを交互に見つめ、フッと表情を緩めた。
「やっと、お前らを心の底から祝ってやれるよ。…季龍、てめぇはもう店の見回りやめろ。勘違い女が増えるだけだめんどくせぇ」
最後の言葉は心底めんどくさそうに吐き捨てていた。
「形式上でも、式はやってもらうぞ。1週間後だ。衣装はお前らで決めとけ」
「分かりました」
「籍はすぐ入れてもらうぞ。婚姻届は信洋に言え。以上」
お父さんは用は済んだと言わんばかりの態度だ。