私のご主人様~ifストーリー~

「ここちゃんにはいつも驚かされるよね。まったく…」

「私そんな変なこと言ってますか?」

「「「言い方だよ!」」」

あちこちから飛んできたツッコミの声に思わず笑ってしまう。

そうしていると、つられたのか笑い声があちこちから上がって、部屋の中は笑いに包まれた。

「さてと、ここちゃんも帰ってきたし、宴会やりましょうか!」

「え?」

信洋さんの声かけに、待ってましたと言わんばかりの歓声。…みなさん、飲みたかっただけでは?

思わずそう思いながらも、あえて口には出さなかった。

そこからあれよあれよと言う間に始まった宴会。

予め準備されていたとしか考えられない料理が運ばれてきたり、殻の酒瓶が転がっていく様子に苦笑いが溢れた。
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