もう一度、I LOVE YOU
「マジ俺、ATMじゃんか〜w」
まあ華奈子には申し訳無いから
それで気が済むなら

いいか・・・。」

「華奈子」
俺が声を掛けると華奈子が振り
向いた。

スタイルが良く華奈子は美人
人目を引き付ける。
遊ぶ彼女としては最高と思う、
しかし

ただの彼女は、友達の延長
恋人とはかなりの差がある。

愛おしい、そういう気持ちが湧かな
い、彼女も、俺をオジサンと言った。

彼女に取ってパパ活と変わらない、
服を買い、バッグを買いアクセサリー
を買い与え、美味しいものをご馳走
する。

その対価として、気が向けば・・・
そういう事をする。

それは、恋人とは言わない。
そう遊びなんだよ。

何人と付き合っても
恋人は見つからなかった

「勝成〜♡」
華奈子は飛び付き俺の腕を掴んだ。

「オイオイオイ
勘違いされるだろう。」

「いいでしょう。
そういう仲なんだから・・・。」

「会社の中だし、困る‼」

「いいじゃない﹏そんなの
気にしないよ❤」

「お前といい、葵といい
ホント類は類を呼ぶだな‼」

「なによぉ〜失礼ね‼」

「いいか、ナメクジはジメジメ
した所を好むし、ムカデは腐った
木や材木のある所が好き‼

なぜでしょーか‼」

「それは、住みやすいからよ。」

「だけじゃない、そこが落ち着き
害虫にとっては天国だから。」

ゴキブリを太陽の日が当たる
清潔な場所に置いたら苦痛で
しかない。」

「な‼
お前と葵はATM化した、俺らが
好きなだけだ、同類だろ?

お前俺を食わしてくれるか?
1ヶ月やってみるか?

金無くても俺と付き合う?
俺サ、じっは、仕事辞めようか
考えてんだよ、
で、お前が食わしてくれるなら
辞めようと思ってサ。

お前なら余裕だろ?」


「ん?どした?行くぞ!」

「ど、何処へ?」

「先ずは、お前ん家で
飯くうか?」

「え?うち?ウチくるの?
今から・・・。」

「大丈夫、まだ働いてる
から金はある。
買い物ぐらい出すからサ」

「え?あ?こ、困る・・・カモ」

「何で?」

「えっと・・・何でって
家分かっちゃうと来るんでしょっ」


「当たり前だ、その為に
行くんだし‼」


「養えない!」

「え?俺をすきじゃないの?」

「素敵と思うし
カッコイイと思うけど

ヤッパリお金が無いと魅力無い‼」


「残念、じゃあ俺はATM失格?」

「意地悪‼仕事辞める人なんて
養う訳ないじゃーん。
もう連絡しないでヨッ‼💢」

華奈子は来た時の溢れる笑顔はどこ
ぞと思う程👹の形相でプンプンしな
がら出ていった。

ホッ
「今は辞めないけど、いずれは辞める
嘘じゃない。

だって俺跡継ぎだから・・・」


< 11 / 21 >

この作品をシェア

pagetop