【完】淡い雪 キミと僕と
16.大輝『それに絶対に美麗とは別れるつもりはない』

16.大輝『それに絶対に美麗とは別れるつもりはない』




半ば意地もあったかと思う。

クリスマス旅行3日前。俺たちは初めて喧嘩らしい喧嘩をした。

俺も確かに悪かった。菫との事を美麗に話さずに。それは心から反省をしているし、あの時嘘なんかつかずに菫と仕事で関わるようになった。と言うべきだった。美麗が泣きだすもんだから、その部分は死ぬほど後悔した。

けれどだ、美麗と佐久間との食事はどう考えてもプライベートでしかない。

それにあのメッセージの内容も許せなかった。何が’もっと美麗ちゃんの事好きになりそう’だ。
挙句の果てには’西城さんと別れたら連絡ちょーだいね?’だ。

ふざけているとしか思えなかった。佐久間の会社に乗り込んでやろうかとも思ったが、それはさすがに止めておいた。目の前に現れたら一発殴らないと気が済まないが。




1日目、美麗から言い訳めいたメッセージが届いた。

’佐久間さんとは何でもないの’当たり前だ。
’うちの会社と佐久間さんの会社でコラボティシャツを出す事になって’んな事ぁ聞いてない。
’佐久間さんがわたしと西城さんの関係を漏らすって言うから…1回食事に付き合っただけなの’何をあの男は脅しのような事を。

大体俺は美麗との関係が周りにバレたって何も怖くない。



全部無視した。 俺が美麗の連絡を無視する事など今までなかったから、彼女は相当ショックを受けたに違いない。


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