純白の華は闇色に染まる



流石の獄蘭も怖くなったのか

砅が「か、帰るぞお前ら」

と言って教室から出て行った

私は顔を上げた。

涙で滲んで彼の顔は見えない

だけどわかることが一つあった

それは

彼の匂いだ。

空き教室で嗅いだ匂いと同じだった

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