【女の事件】とし子の悲劇・2~ソドムの花嫁
第10話
2018年8月20日のことであった。

ところ変わって、高松市丸ノ内にある裁判所の前にて…

この日、オレンジタウンの住民の原告団がダンナとダンナの実家と母方の実家とアタシの両親を相手取って、ダンナの家の撤去と慰謝料を請求する民事裁判の初公判の日であった。

しかし、直前になって延期になったので、怒り心頭になった住民たちが裁判所の前でシプレキコールをあげていた。

原告団の怒りが高まっていたので、ダンナの家は孤立状態におちいった。

その頃であった。

ところ変わって、オレンジタウンのダンナの家にて…

けいさくは、家屋に派手な色のラッカーを吹き付けていた。

家屋に吹き付けられていたラッカーの文字は英文字で、民事裁判を無期限延期をしたことやダンナとダンナの実家と母方の実家に対する怒りに加えて、アタシやアタシの両親をバトウする内容がつづられていた。

この時、武方さんと弁護士さんがダンナの家にやって来た。

武方さんは、無造作にラッカーで染められた家を見てビックリした。

「何をしているのだ!!けいさくくん、自分が暮らしている家に何てことをするのだ!!」

武方さんの言葉にブチ切れたけいさくは、刃渡りの鋭いナイフで弁護士さんを刺した。

「ふざけるな!!オンボロ弁護士!!ワー!!」
「グワー!!」

けいさくは、鋭いナイフで弁護士さんの心臓を一撃で刺したあと、奇声をあげながら逃走した。

「先生!!先生!!たいへんだ!!先生が刺された!!」

武方さんの呼びかけもむなしく、弁護士さんは帰らぬ人となった。

それから30分後のことであった。

オレンジタウン一帯が緊迫した雰囲気に包まれた。

香川県警の捜査1課の刑事たちと鑑識警察官が現場に到着したあと、現場検証を開始した。

オレンジタウンの住民たちは、冷めた目付きでダンナの家の方を見つめていた。

ラッカーで書かれている内容をヒソヒソと話している住民たちは、ダンナの家庭や親類どもをボロクソに言いまくっていた。

住民たちは、アタシのこともボロクソにいうてた。

アタシは、オレンジタウンに戻ることは一切考えていないから、ダンナの家が滅ぼうがなんだろうがカンケーないから(プン)
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