病院嫌いなナース 続編
真「えっ、本当に?」


本当に自覚がないらしい。聴診をしようと真湖の肌に触れると、ほんのり熱い気がする。


喘鳴は聞こえないから喘息の方は大丈夫そうだけど、緊張してるのか心拍が早すぎる。


「心拍速いな。緊張してるのか?もっとリラックスしていいんだよ?」


真「だってみんなに怒られて怖かったんだもん…。」


そりゃ、そうだろ…。


「少し声枯れてるな。喉見るからあーんしてみて?」


真「…枯れてな…っん!!オェゴホゴホ」


一瞬の隙を見て、舌圧子を入れて顎を少し引くと喉が少しだけ赤い。涼に連絡して薬を持ってきてもらった。


真「待って待って!聞いてない!それ、オエってなるもん!」


「大丈夫大丈夫。すぐ終わるから。一瞬だぞ。」


高「真湖ちゃん声枯れちゃってるじゃん!早く治すためにちょっと頑張ろうー?」


涼が真湖の頭を固定してくれた。
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