全ては君のために
新城 恵太―――

「新城さん、ありがとうございますっ。あたし、一条美咲っていいます!また連絡します!」

「美咲ちゃんね、ありがとう。じゃあ今度こそまたね。」

新城さんは手を振って、駅へ向かっていった。

あたしは手を振り返しながら、それをぼーっと見つめていた。
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