どうしたらヤンキーになれますか!?-六花の恋ー【完・修正中】
……なあなあで終わってしまった。
もうちょっと言い方があったんじゃないかって自分でも思う……。
もっと上手く喋れたらいいのに……。
「作之助は、羽咲ちゃんのこと可愛いって思う?」
「……え?」
急になんだろう。
ぼんやり考え事をしていたら、いつの間にか水都さんの歩くペースが遅くなっていて、少し追い越していた。
しまった気づかなかった。
足を一度停めて水都さんを振り返る。
すると水都さんは、肩にかけたショルダーバッグの紐のお腹のあたりで、両手で握って視線をうようよさせていた。
挙動不審だ。
「司さん? なんで?」
可愛いと訊かれても……うん、よくわからん。
「さっき羽咲ちゃんのことじーっとは見てたけど応援全然してなかった、から……」
ああ。俺が堂々と応援すると総真を怒らせそうだからな……。
「あの高校の中で一番型が綺麗だったの司さんだから見てたけど……水都さんお願い。俺が司さん見たって総真に言わないで」
「総真くん?」
不思議そうに首を傾げる水都さん。
「総真に言われてんだ。司さんのこと見るな、って」
正直に言うと、水都さんは半眼になった。だよな。
「また総真くんはそういうことを……」
はあ……と深くため息をつく水都さん。
総真のことを俺より知っている水都さんだから、意味は全部わかってくれたんだろう。
話が早い。
「じゃあ羽咲ちゃんが気になるから見てたわけじゃないんだ?」